
| DNSサーバ |
先ず、DNSサーバには2つの役割り分担があると言えます。内部用のDNSサーバと外部用のDNSサーバです。
内部用は、LAN内のPCに対して仕事をするDNSサーバになります。クライアントPCのDNSサーバの指定で
今回構築するサーバのIPアドレスを指定してあげます。これでクライアントPCは、名前解決が必要な
時は、このDNSサーバを利用して行うことになります。DNSサーバは目的のドメイン=IPアドレスの
対応が見つけられるまで、再起問い合わせを行い、目的のIPアドレスが分かったらその結果をクライアントPC
に返し、クライアントPCは無事ページが表示できるという流れになります。
一方で、外部用のDNSサーバは外部からのリクエストに対して名前解決を行います。
例えば、chibi.nameのIPアドレスは何ですか?という問い合わせがあった時に、このchibi.nameに対応する
IPアドレスを返してやるのが主な役割りになります。内部用の時と異なり、chibi.nameに対応する
IPアドレスを返答するのが仕事ですから、再起問い合わせを行う必要はありません。セキュリティ的に見ても
外部用のDNSサーバは再起問い合わせを行わないようにするのが望ましいです。
そこで、今回は先に説明しました内部用のDNSサーバの構築例の紹介をしたいと思います。
このページでは、named.confの記述と、ログの時間がズレることへの対処方法を紹介します。
そして別のページで、ゾーンファイルの記述を行い、内部用DNSサーバを完成させたいと思います。
| named.confの設定 |
先ず、Fedora Core 2や3の環境の場合、デフォルトでBINDはchroot下で動くようになっています。
なので設定ファイルであるnamed.confは、/var/named/chroot/etc/named.confにあることになります。
では早速、named.confの設定をしていきます。
| # vi /var/named/chroot/etc/named.conf // query-source address * port 53; ←12行目 // ここより下を追加 allow-query{ 127.0.0.1; 192.168.1.0/24; ←DNSサーバの使用をLAN内に限定 }; allow-recursion{ 127.0.0.1; 192.168.1.0/24; ←再起問い合わせをLAN内に限定 }; allow-transfer{ 127.0.0.1; 192.168.1.0/24; ←ゾーン転送をLAN内に限定 }; forwarders{ 203.XXX.XXX.XXX; 203.XXX.XXX.XXX; ←プロバイダから指定されたDNSサーバのIPアドレス }; version ""; ←BINDのバージョンを表示しない // ここまで }; |
12行目の// query-source address * port 53;の下に青地部分の追加をしてください。
あと各種数値は、自分の環境に合わせて書いてください。ここでは、192.168.1.0/24な環境の例です。
ここで、大事なのはallow-queryとallow-recursionをLAN内限定にするということです。
あとforwardersには、プロバイダから指定されたDNSサーバのIPアドレスを指定しました。
ここでは2つ指定していますが、この2つは違うIPアドレスになります。このforwardersは、
このDNSサーバで名前解決ができなかった場合に、問い合わせるDNSサーバになります。
次に、IPアドレスからホスト名を逆引きできなかった場合に出力されるlame server resolving …
というログを出力しないような設定をします。以下のようしてください。
| controls { inet 127.0.0.1 allow { localhost; } keys { rndckey; }; }; // ここより下を追加 logging { category lame-servers { null; }; }; |
次にゾーンファイルの指定を行います。以下のようにしてください。
| include "/etc/rndc.key"; // ここより下を追加 zone "." { type hint; file "named.ca"; }; zone "chibi.name" IN { type master; file "chibi.name.zone"; allow-update { none; }; }; zone "1.168.192.in-addr.arpa" IN { type master; file "1.168.192.in-addr.arpa.zone"; allow-update { none; }; }; |
ここでは、chibi.name.zoneと1.168.192.in-addr.arpa.zoneというゾーンファイルを指定しています。
ちなみにまだこれらのゾーンファイルはありません。この後作成したいと思います。
また、zoneの名前やfileの名前は自分の環境に合うように変えてください。
あと、type masterというのは、プライマリネームサーバであるという指定になります。
>> ゾーンファイルの記述へ
最終更新 : 05/23/2005