
| IPアドレスを固定にする |
ここでは、IPアドレスをDHCPで割り当ててもらうのでは無く、固定にする方法を紹介します。
ここで言う、IPアドレスとはプライベートアドレスのことです。サーバ機である場合は、
無駄なトラブルを避ける為にIPアドレスは固定にしてしまったほうがいいです。これについては
後半部分で説明します。
| IPアドレスを固定にする設定 |
設定するファイルは2つになりますので、1つずつ順番に紹介していきます。
また下で紹介しているものは1枚目のNICのeth0を編集している例です。NIC2枚挿しなどをしていて
eth1のほうを編集したいという場合には、置き換えて読んでみてください。またIPアドレスなども
自分の環境に合わせて置き換えてください。
| # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static ←staticに変更 HWADDR=01:23:45:67:89:AB ONBOOT=yes TYPE=Ethernet IPADDR=192.168.1.11 ←IPアドレスを指定する NETMASK=255.255.255.0 ←サブネットマスクの指定 NETWORK=192.168.1.0 ←ネットワークアドレスの指定 BROADCAST=192.168.1.255 ←ブロードキャストアドレスの指定 |
青地部分が変更箇所になります。BOOTPROTO=dhcpとなっていた部分をstaticもしくは、noneに変更し、
IPアドレス、サブネットマスク、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスを編集します。
続いて、デフォルトゲートウェイの記述を行います。これは先ほどとは違うファイルになります。
| # vi /etc/sysconfig/network GATEWAY=192.168.1.1 ←追加。デフォルトゲートウェイを記述 |
以上が済みましたら、ネットワークの再起動を行います。
| # service network restart |
確認の為、ifconfigコマンドを実行してeth0の項目のinet addr、Bcast、Maskの値が設定した通りに
なっているか見てみましょう。
| # ifconfig eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 01:23:45:67:89:AB inet addr:192.168.1.11 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 (一部抜粋) |
以上で、IPアドレスを固定にすることができました。
| 何故、IPアドレスをDHCP割り当てでは無く、固定にしたほうがいいのか? |
それでは、何故IPアドレスを固定にする必要があるのでしょうか?ルータの下にサーバとクライアントが
あるという構成で少し考えてみたいと思います。ルータにDHCPサーバの機能がついていて、
それを有効にしていたとします。そして、サーバはDHCPでIPアドレスを取得する設定になっていたとします。
このような状況で例えば、現在DHCPで割り振られた状態として、サーバが192.168.1.11で、
クライアントが192.168.1.12だったとします。
しかし、これはあくまでもDHCPで割り当てている状態ですので、サーバを再起動したりした場合に
違うIPアドレスを割り振られてしまう可能性があります(実際には、MACアドレスを覚えてる期間にも
よるので、変わる可能性もあるということで)。
もしサーバに割り振られるIPアドレスが変わるとトラブルの原因になってしまいます。
それは静的NATの設定が狂うからです。例えば、このサーバでWebサービスを提供していたとしましょう。
サーバのIPアドレスが192.168.1.11だとすると、ルータに80番ポートへの通信は192.168.1.11に
送ってくださいという情報を記憶させます。
しかし、もしサーバのIPアドレスが何かの拍子に192.168.1.13になったりします。そうなると先ほど
ルータに覚えさせておいた対応が崩れてしまいます。80番への通信は192.168.1.11に送るように
関連付けをしているからです。今、サーバのIPアドレスは192.168.1.13になっているのですから、
Webサービスが提供できていない状態になってしまいます。ルータの情報と食い違ってしまうからです。
このようなトラブルを避ける為にも、サーバのIPアドレスはDHCPで取得するのでは無く、固定に
してしまったほうがいいです。
なお、ルータの中にはMACアドレスを覚えて、そのMACアドレスを持つPCに固定的にIPアドレスを
割り振る機能を持つ物もあります。このような機能を持っている物なら、この機能を利用して
MACアドレスを記憶させておけば、特定のPCに固定的にIPアドレスを割り振ることができますので、
サーバのIPアドレスをDHCP取得にしたままでも特に問題はありません。
最終更新 : 05/23/2005